積算雨量

浸水件数

損壊件数

気象の状況

8月28日にマーシャル諸島近海で発生し、3日には南大東島の南東約470kmの海上で中心気圧940hPa、最大風速45m/s、暴風半径東側240km、西側200km、強風半径東側650km、西側560kmと大型で非常に強い台風となる。勢力を維持しながら長崎県に上陸し九州北部を横断、日本海を北東に進み、勢力は弱まったものの、暴風半径南東側150km、北西側70km、強風半径南東側600km、北西側410kmと暴風域を伴ったまま北海道西海上を北上。北海道の大半が暴風域に入り、道内の半数を超える気象官署で最大瞬間風速の極値を更新した。沖縄地方、九州地方、中国地方、北海道地方では、これまでの記録を更新する最大瞬間風速50m/s以上の猛烈な風を観測。また宮崎県諸塚村で900mmを越える大雨を観測し、瀬戸内海沿岸、西日本から北日本にかけての日本海側沿岸などでは高潮が発生した。強風による転倒、転落、飛散物の落下や高波の被害など、人的被害が多く発生し、強風害は建物・文化財の倒壊や倒木、農業被害まで及んだ。さらに、船舶の乗揚げ事故、高潮による浸水被害など台風の影響、被害は多岐に渡った。死者・行方不明45人、負傷者1365人、全壊132棟、半壊1396棟、一部損壊65065棟、床上浸水1570棟、床下浸水6626棟（情報元：消防庁）。

移動経路

有義波高