積算雨量

浸水件数

損壊件数

気象の状況

9月21日にグアム島の西南西海上で発生し、発達しながら北西に進み、24日には中心気圧940hPa、最大風速45m/s、暴風半径170km、強風半径370kmの非常に強い勢力となった。勢力を維持しながら沖縄本島と宮古島の間を通過し、29日に中心気圧970hPa、最大風速30m/s、暴風半径100km、強風半径260kmの勢力で鹿児島県串木野市付近に上陸した。高知県宿毛市付近に再上陸後、高知県、徳島県を横断。さらに大阪市付近に再上陸した。台風は各地に大雨をもたらし、崖崩れ、土石流、土砂崩れなどが発生。また河川の増水などによる浸水害が三重県、愛媛県、兵庫県を中心に発生。さらに、27日は沖縄県名護市付近や今帰仁村付近で、29日には愛知県豊橋市付近で竜巻が発生。29日07時50分までの1時間に三重県尾鷲市で133mm、09時40分までの1時間に同宮川村で139mmの猛烈な雨を観測するなど、台風と前線の影響による総雨量は尾鷲市で900mmを超えるなど、西日本から東海地方にかけて大雨をもたらした。翌日30日には東北地方で大雨となった。死者・行方不明27人、負傷者98人、全壊92棟、半壊783棟、一部損壊2007棟、床上浸水5193棟、床下浸水14412棟（情報元：消防庁）。

移動経路

有義波高